中学3年 研修旅行

2023年10月24日(火)~27日(金) 中学第3学年 研修旅行(3泊4日)

 「歴史と自然に学ぶ愛と平和」をテーマに、中学3年生は研修旅行で福岡県と長崎県、熊本県に出かけました。

 初日は、福岡県の大刀洗平和記念館と、長崎県の長崎平和公園、原爆資料館に行きました。前日に戦争と平和に関する事前学習を行った上で、初日に臨みました。座学で学んだことについて、実際に見学し、体験したことによって理解が深まりました。そして、平和な未来を築いていく決意を新たにしました。

 2日目は、長崎市内で班別研修を行いました。長崎市内の世界遺産「明治日本の産業革命遺産」「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に含まれる遺産や、貿易港としての情緒を感じさせる中華街を始めとした街並みを見学したり、ちゃんぽんなどの長崎の味覚を楽しんだりしました。午後からは、島原市にある「がまだすドーム」を訪問しました。雲仙普賢岳による火山災害の脅威と復興の経緯、火山との共生などについて学びました。
 長崎の歴史・文化、自然について学び、自分たちがそれらのものと、どのように向き合っていくべきかを学びました。

 3日目は、3コース設定され、生徒たちがコースを選択して行うコース別研修が行われました。コース別研修では、世界遺産の原城跡や崎津集落を見学したり、雲仙温泉巡りをしたりするコースがありました。また、アクティビティを体験するコースもあり、魚釣りや化石採集をしたり、伝馬船を操作したりしました。そして、食事でバーベキューを楽しんだコースがありました。
 コース別研修を通して、地元の方との触れ合いがあり、これまでの2日間とは違う学びがありました。

 最終日は、熊本震災学習ということで益城町を訪問しました。益城町では、震災の傷跡を見学するとともに、未来に向けて想像力を養うことの大切さを学びました。
 生徒たちに、ただ知識を学ぶだけでなく、その知識を生かして、考えて行動していくことの大切さを伝えられたと思います。

 福岡、長崎、熊本の歴史や文化などに触れることによって、平和の尊さを学ぶとともに、平和を構築していく上で、自分はどうあるべきかを考えるきっかけとなる研修旅行となりました。また、生徒一人一人の生が、過去の人たちを含め、実に多くの人によって支えられていることも実感できたと思います。この旅行を通して学んだことを、学校に帰ってから振り返り、自分を成長させていく糧にしてほしいと願っております。

中学3年学年会