学校紹介

名古屋高等学校の教育

― 学習とスポーツを通して人間性豊かな紳士になろう ―

　この言葉は、神を敬い、神から与えられた自己の能力を最大限に伸ばし、その能力を社会のため、人のために惜しみなく用いなさいという聖書の教えを表したものです。これを『敬神愛人』と表現し、建学の精神としています。
　名古屋中学校・高等学校は、この建学の精神に基づいて、崇高な真理を追い求め、真に人々から求められる社会の主導者たる紳士を育成し、人類の幸福と社会の発展に寄与することを教育の理念としています。
　そして、勉学・宗教・スポーツ・文化行事・海外交流を充実させ、それぞれの希望する、有意義な進路を実現させることができるよう、特色ある教育の実践に努めています。

キリスト教主義に基づく人格教育

　名古屋高等学校で学ぶ生徒一人ひとりが、広い知識と豊かな知性、温かい心とたくましい実行力を兼ね備えた人となるよう「キリスト教主義＜プロテスタント＞に基づく人格教育」を行っています。

チャペル礼拝

　礼拝はキリスト教教育の中心となります。毎週1回（月：高3、火：高2、金：高1）、教師と生徒がチャペルに集い、礼拝を守ります。礼拝では全員で讃美歌を歌い、生徒宗教委員が読む聖書の御言葉に耳を傾け、チャペルに集う者全員が心を一つにして祈ります。説教は教員が持ち回りで担当し、自身の経験や考えを生徒たちに伝えます。
　春（5月）と秋（11月）には『伝道週間』があります。『伝道週間』には近隣の教会から牧師を招いたり、キリスト教の立場に立って社会で活躍している人を招いたりしてお話を聞き、生きる意味や目的について考える機会としています。
　クリスマスシーズンには、イエス・キリストの降誕を祝って特別礼拝を持ち、全員で献金を捧げます。捧げられた献金はキリスト教関係の諸団体に届けています。また、有志による『クリスマス訪問礼拝』も行っています。
　また、毎年聖書の中の一節を「主題聖句」として選び、教室に掲示しています。チャペル正面に掲げてあるものが今年度の「主題聖句」です。

礼拝とお祈り

文理コース・文理選抜クラス

　文理コース・文理選抜クラスの前身は1985年まで遡りますが、もともと難関国公立大学・難関私立大学への進学を目標とするコースとして設置した、文系志望者のための『人文語学コース』、理系志望者のための『理数コース』でした。以来30年以上にわたって、生徒諸君の進路希望実現に向け、学校も一体となり指導してきました。
　ただ近年、ますます難関大学への進学を目指す生徒が増え、なおかつ積極的に課外活動にも取り組む、いわゆる「文武両道」を目指す生徒が増えてきました。難関大学合格を目指しながらも全国大会出場や入賞などの輝かしい実績を持つ生徒、県大会で上位入賞しながらも難関国公立大学や医学部医学科に合格する生徒も現れています。その中で本校は、厳しい学習指導・進路指導を展開しつつ、部活動等の課外活動にも積極的に参加してほしいと考えています。

文理コース・文理選抜クラス詳細

学校内の施設設備について

　教室には5m40㎝もの大きな曲面黒板を採用し、後方にも3m60㎝の黒板を設置、記述の多い受験期の授業にも効果的です。各教室にはプロジェクターが整備され、wi-fi環境も整えられています。また、生徒全員がiPadを持ち、ICT教育にも対応しています。空調は教室ごとに設置し、夏も冬も快適な学習環境が約束されています。また教室の床は全面フローリング（名古屋高校は上履きを使用していません）、廊下には全員分の暗証鍵付きロッカーを設置しています。
　体育館アリーナは、2階部分にキャット・ウォークが巡らされ、ランニングコースとしても利用可能。2021年、体育館アリーナにも空調設備が整備されました。また柔・剣道場、卓球場は空調設備が整っており、夏場の練習における熱中症対策も万全です。体育館からつながるインドアプールは、天井も高く開放感があり、全８コースのプールは会員制スポーツクラブのそれにも劣らないものです。
　校舎の1階には化学室が2教室、実習室が2教室、物理室、生物室、家庭科室、書道室があります。1階西側には、ランチルーム（座席数300席程度）があります。また3階、4階部分には内部が吹き抜けになった蔵書5万冊の情報ライブラリー（図書館）、屋上には250㎜の屈折型天体望遠鏡が入る天文台とゴルフ部練習場を設置。プール棟西側の2階には美術室が2教室、3階には音楽室が2教室あります。楽器の個別練習ができる空調設備のついた楽器庫も4部屋あります。
　校地東側には、人工芝の北グラウンドと、300ｍトラックを備えた南グラウンドの2面のグラウンドがあります。体育の授業はもちろんのこと、サッカーやラグビーをはじめとした部活動も、素晴らしい環境で練習することができます。

キャンパスマップ