授業内容

名古屋高校の文理コース・文理選抜クラス

 文理コース・文理選抜クラスの前身は1985年まで遡りますが、もともと難関国公立大学・難関私立大学への進学を目標とするコースとして設置した、文系志望者のための『人文語学コース』、理系志望者のための『理数コース』でした。以来30年以上にわたって、生徒諸君の進路希望実現に向け、学校も一体となり指導してきました。
 ただ近年、ますます難関大学への進学を目指す生徒が増え、なおかつ積極的に課外活動にも取り組む、いわゆる「文武両道」を目指す生徒が増えてきました。難関大学合格を目指しながらも全国大会出場や入賞などの輝かしい実績を持つ生徒、県大会で上位入賞しながらも難関国公立大学や医学部医学科に合格する生徒も現れています。その中で本校は、厳しい学習指導・進路指導を展開しつつ、部活動等の課外活動にも積極的に参加してほしいと考えています。

文理コース

 文理コースは、国公立大学・難関私立大学への進学を目指す生徒を対象にした進学コースです。公立高校と比べると授業時間数が多く、特に、英語・数学・国語・理科で際立っています。さらに、朝の確認テストや授業後の補習・追試などで確実に学力の定着を図ります。大学受験勉強がスムーズにできるよう、日常の授業は教科書レベル以上の内容も計画的に進めています。英語・数学・国語は、高校2年修了段階で高校3年間の範囲をほぼすべて履修するので、高校3年では、大学入試を見据えた演習中心の授業を展開します。また、夏休みや冬休みの長期休暇には、進学講座も行われています。模擬試験も積極的に受験し、各自の実力が全国でどの程度なのかを随時確認しています。
 学校行事やクラブ活動・生徒会活動は生徒全員が一体となって参加し実施しています。男子校なので、特に運動系の部活動に多数加入していることは言うまでもありませんが、吹奏楽部やオーケストラ部、囲碁将棋部や文学部などの文化系の部活動に参加している生徒が多いのも本校の特徴の一つです。日常的に学習と課外活動の両立を目指し、多くの生徒が充実した高校生活を送っています。高2からは、理系進学希望者の「理数コース」と文系進学希望者の「人文語学コース」に分かれます。それぞれのコースは、学力と進路希望に応じたグレード別クラス編制とすることもあります。

文理選抜クラス

文理選抜クラス

 文理コースには、難関国公立大学(医学部医学科を含む)合格レベルまで徹底してハイレベルな指導を展開する「文理選抜クラス」があります。難関大学に現役合格が可能となるように3年間の指導を系統的かつ的確に展開します。実績の文理コースからさらなる飛躍を目指しています。
 難関大学志望者がより多い中で、お互いが切磋琢磨しながら、難関大学に挑戦していくクラスとなります。

名古屋高等学校の一週間

高校1年生の時間割モデルです。

表は横にスクロールします

  時間
  8:20
〜8:35
確認テスト
数学
SHR
確認テスト
英語
SHR
確認テスト
国語
SHR
SHR チャペル礼拝
1限 8:40
〜9:30
生物基礎 国語(2) 国語(2) 地理総合 LHR
2限 9:40
〜10:30
情報Ⅰ 保健 体育 水泳 数学α
3限 10:40
〜11:30
歴史総合 国語(1) 英語コミュニ
ケーションⅠ
数学α 芸術
4限 11:40
〜12:30
体育 物理基礎 数学α 論理・表現Ⅰ 数学β
昼休み 12:30
〜13:05
昼休み(昼食)
5限 13:10
〜14:00
数学α 数学α 聖書 情報Ⅰ 物理基礎
6限 14:10
〜15:00
英語コミュニ
ケーションⅠ
地理総合 歴史総合 数学β 英語コミュニ
ケーションⅠ
7限 15:10
〜16:00
国語(2) 論理・表現Ⅰ 生物基礎 終礼 国語(1)
  16:10
終礼・追試
補習など
終礼・追試
補習など
終礼・追試
補習など
終礼

確認テスト

確認テスト

 朝のSHRでは、曜日ごとに10~20分程度の英語・数学・国語等の確認テストを実施しています(曜日ごとの実施科目は学年・コースによって異なり、高2から理科なども加わります)。確認テストは前週の授業で学習した範囲と課題から出題され、基本的事項の定着を図ります。合格点に達しない場合は、授業後に合格点に達するまで追試・補習を行い、確固とした学力の礎とします。

 長年に渡って実施されている、「予習-授業-復習(課題)-確認テスト」の学習サイクル、またそれによって蓄積されたノウハウが生徒の学力伸長のもとになっています。