医療従事者に対する支援金募金活動について

 2021年9月3日。愛校祭(文化祭)の開催を中止することとなりました。

 高校生徒会はすぐに愛校祭に代わる行事を考えるため、過去の大幸・名古屋高校百年史などの記録を探しました。すると、愛校祭が中止になったのは過去に2回あり、1959年以来62年ぶり3度目ということがわかりました。

 1959年9月26日。伊勢湾台風が名古屋地方を襲い、超弩級という破壊力を持ったこの台風は死者五千余人、全壊及び流出家屋三万二千余戸の被害をもたらしました。

 そこで私たちの先輩は愛校祭・映画会を中止し、それらの費用を救援のために使い、またクラス単位での救援隊を組織した救援活動、土嚢(どのう)づくりの作業に従事するなどのボランティアを行いました。

 そのような先輩方の活動を知った今、我々には一体何ができるのか。そう考えたとき、医療現場が逼迫しているというニュースがよく報道されていたことを思い出し、医療従事者に対する支援金募金活動を始めました。9月16日から始めた募金活動は11月13日に終了し、合計で12万2108円の支援金を募ることに成功しました。

 また、逼迫した医療現場の中、私たちが安全に暮らすことが出来るように尽力されている医療従事者の方々に感謝を伝えるため、生徒会で応援メッセージを作成しました。