文学部、俳句甲子園全国優勝!!

 8月22日・23日に愛媛県松山市で行われました、第18回俳句甲子園全国大会に、本校文学部が出場し、初の優勝旗を手にしました。優勝旗が愛知県に来るのは初めてのことです。

 俳句甲子園は、俳句の優劣を競うだけでなく、5名の選手がお互いのチームの句を鑑賞、批評するなかで、俳句の出来と鑑賞・批評の深さを競うものです。

 本校は、今年で4回目のチャレンジで、一昨年は地方大会で強豪校を破り、初の全国大会出場を決めましたが、全国大会では予選リーグで敗れてしまいました。今年も地方大会を突破し、「全国大会2日目のステージに立つ」という目標をもとに練習を重ねてきました。

 22日、大街道商店街で行われた予選リーグでは愛光高校・博多高校との戦いを勝ち抜け、決勝トーナメントでは、松山東高校と立教池袋高校を破り、二日目のステージに駒を進めることができました。

 特に松山東高校・愛光高校は10年以上連続出場の愛媛県の優勝候補。地元の応援の中、苦しい戦いでしたが、持ち前のチームワークでほぼ完勝の結果となりました。

 翌23日の二日目の準決勝では、敗者復活の済美平成中等学校を破り、決勝では開成高校を破った旭川東高校を、2敗と追い込まれたところから盛り返し、優勝を決めました。

 最後の優勝をきめた句は「さらはれるために亀の子波を待つ」でした。
自然界の厳しい掟を表現するだけでなく、下五の「待つ」にどこか作者の応援がこめられた句で、多くの方に評価を頂きました。

 また、H君の「桔梗(きちこう)の露を残せる花鋏」が個人優秀賞として表彰されました。

 優勝ももちろんではありますが、チームメンバーの成長が見られたことが今回最もすばらしかったところです。正選手5名は全員高校3年生。人前で話すのが苦手だったり、他のメンバーを考えていなかったり、受験との板挟みで悩んだり……そんな彼らが、チームのために繋がり、そして、チームを支える多くの方々の気持ち・ご縁がパズルのピースが合わさるように上手く組み合わさり、大きな成果となりました。
ディベートにおいては、相手の句をしっかり鑑賞した上で批評をすることを心がけたり、また、一人が突っ走るのではなく、5人が上手くそれぞれの持ち味を出した発言をしたところも評価して頂きました。

 お忙しい中応援に駆けつけて下さったみなさん、TVで中継観戦・応援をして下さったみなさん、ずっと支えてくれた多くの方に感謝いたします。

 詳しい試合結果の方は下記公式HPからご覧下さい。
http://www.haikukoushien.com/

 なお、9月19日に本校で行われる文化祭では、俳句甲子園の審査員をお招きして、他校強豪校と俳句甲子園エキシビションマッチを行う予定です。もしよろしければこちらもお越し下さい。

 文学部では、俳句甲子園に出場したいという熱い男子を募集しています。
中学3年生のみなさん、来年度、名古屋高校で一緒に全国を目指しませんか?

(愛媛新聞8月24日朝刊より…クリックで拡大します)