8/30 国際親善試合 名古屋高校vsRugby School

 29日、東京で桐朋、早稲田を相手にトライを許さず完全な試合をおこなってラグビー校が名古屋へやってきました。その日は名古屋中学高校保護者宅にホームステイ。翌日が日本滞在最後の試合となります。

 30日、16:00頃から試合に向けてのアップが始まったところで、それまでの雰囲気が一変、一気にグラウンドが緊張感につつまれました。ルーツ校であることのプライドを背負い、徐々に気持ちを高めていくラグビー校。

 16:45頃 両校がグラウンド中央に整列。共に東日本大震災復興への祈りを捧げ、両校記念撮影。

 17:00いよいよキックオフとなりました。ラグビー校選手のプレーは、まさに「ザ・ラグビー」!ボールに対する執着、集中力、闘争心、そして「立ってボールを争奪する、というラグビーにおけるベースとなる精神を体現」するプレーの数々(レフリー大槻氏談)。
 それに対し名高ラグビー部は、この夏に取り組んできたディフェンスで必死に対抗。しかし、ラグビー校の継続プレーの前に徐々に点差を広げられ前半を0-26で終了。
 後半になってもラグビー校の猛攻は続くが、名高も粘りのディフェンス。そして数少ないチャンスから、相手陣ゴール前でフォワードの連続攻撃 ついにファーストトライを奪うことに成功!

 試合は7-38でラグビー校の勝利で終わりました。
19:30からは本校ランチルームにて、両校関係者、ホストファミリー、イートン事務所の皆さん、愛知県ラグビー協会理事長谷川先生、報道関係の皆様を交えての交流会。試合の時とは打って変わって、終始笑顔の絶えない素晴らしい時間を過ごすことができました。これもまた「ザ・ラグビー」!(歌うラグビー校)

 ラグビー校はラグビーというスポーツのルーツ校。試合はもちろんのこと、その他全ての場面で常に注目され期待されているチームです。そんな中でプレーする彼らのプレッシャーは想像を絶するものでしょう。

 しかし、彼らのプレーから感じたものは、そんなプレッシャーを背負ったうえでも、ラグビーというスポーツに対する深い理解、愛情、そして誇りでした。

 ラグビー校との交流という、素晴らしい時間を過ごすことで、ラグビーをプレーするということはどういうことなのかを肌身で感じることができたことは、名古屋中学校・高校ラグビー部の選手諸君にとって、この上ない貴重な経験となりました。