【高校_文学部】全日本学生・ジュニア短歌大会 文部科学大臣賞受賞

日本歌人クラブ主催、文化庁・毎日新聞社・東京都教育委員会後援の、第十九回全日本学生・ジュニア短歌大会に本校文学部の部員が「文部科学大臣賞」を含む受賞を致しました。

高校生・大学専門学生の部

文部科学大臣賞

大繩に誰かの落としたハンカチが砂ごと巻き上げられて梅雨明け 5年G組 東野礼豊

評:夏の近づく晴天のもとで、大縄跳びの練習をしていたときの一コマでしょうか。小さな一瞬の事件を、スナップ写真のように鮮やかなアングルから写し取っています。意味やストーリーが書かれていなくても、まぶしく、少し頼りなく、それでも確かにそこにあった時間をはっきりと思い出すことができる、力のある作品になっていると思います。(鈴木加成太先生)

秀作賞

ポケットに片手を入れて片手ぶん偉そうにして歩いています 6年GI組 福田匠翔

優良賞

玄関の穴の向こうにいる人が幸せそうに布教してくる 4年C組 三輪修平


本大会は日本最大の歌人の団体である日本歌人クラブが主催する大会です。その中で、大学生を含む部門での最上位の受賞となりました。選評の鈴木加成太先生は多くの新人賞を受賞している若手の最有力歌人で愛知県出身の歌人です。当日も東野君の短歌を実に深く鑑賞をしていただきました。
また、東野君のスピーチも短歌と俳句の比較を行った素晴らしいスピーチでした。