文学部 俳句甲子園 準優勝!!

第22回全国高等学校俳句選手権大会(俳句甲子園)全国大会

【日程・概要】

8月16日~19日(19日は移動日) 松山市で行われました、5人一組となって、俳句の創作とディベートで競う大会です。名古屋高校はこれで参加して8年目、全国大会は6年連続6回目となりました。

【参加生徒】

Aチーム (高3)原田 北本 (高2)磯部 鬼頭 今野 (補欠:三宅 高1本多)

Bチーム (高2)木村 斎藤 (高3)難波 塩崎 横井 (補欠:高2石黒 高1篠原)

【結果】

〔団体〕
Aチーム 予選リーグ敗退
Bチーム 準優勝

〔個人賞〕

横井来季 優秀賞(星野高士賞) 卵みなつくりものめく冷蔵庫

磯部滉  優秀賞(西村和子賞) 毛虫這ふ無難を選ぶことなかれ

【試合展開】

くじ引きにてリーグを決めたところ、同じAリーグに、名古屋A・名古屋B・灘・岡崎東と入るという、同士討ち・東海勢・灘高という不運なリーグとなりました。

また、選手宣誓が名古屋高校にあたり、Aチームリーダーの原田駿君が堂々と宣誓をしました。

〔1日目:予選リーグ〕

予選リーグは4チームで争うリーグ戦です。朝から15時30分までの長丁場です。兼題は夏の月・冷蔵庫・毛虫です。

第一試合は名古屋Aと灘から始まりましたが、1-2で敗退。春のオープン戦とは違い、遥かに強くなっていました。続いて、第二試合、名古屋Bは岡崎東を2-1、第三試合、名古屋Aも同じく岡崎東を2-1で下しました。

午後からの第4試合、押さえねばならない名古屋Bと灘との試合、3-0でストレート勝ちを収め、試合展開を相当有利にしました。第5試合、灘は岡崎東に3-0で勝利し、ここで岡崎東の敗退が決定しました。最終第6試合は名古屋AとBの同士討ち。名古屋Aが勝利し、名古屋A・B・灘の三チームが2勝1敗で並びましたが、勝利回数・旗数の所で、名古屋Bが予選リーグを抜けました。

〔1日目:予選トーナメント〕

予選リーグを抜けた予選トーナメントは兼題〔サルビア〕で、5試合に増えます。一日中蒸し暑い商店街の中で試合を行い続け、夕方の最終戦です。

Aリーグの勝者・名古屋Bの相手はBリーグを抜けた大阪桐蔭。第一試合こそ2-3で落としたものの、そのあとは3-2、4-1、4-1で3勝、勝負は決まりましたので最終戦は作品だけの勝負でしたが、3-2と勝利し、2日目の決勝リーグに駒を進めました。

〔2日目:決勝リーグ〕

決勝リーグからは、ここまで勝ち上がってきた4チーム(名古屋B・星野・弘前・向陽)に加え、40分の間に句を詠んだ句で争う敗者復活2チームを3チームずつで分けた2リーグで争います。残念ながら名古屋Aは敗者復活に上がれませんでした。上がったのは高田、そして、灘です。

再抽選の結果名古屋Bは、向陽・高田とのリーグに入ります。兼題は、霧と玉葱です。向陽、高田とも最初こそ落としましたがあとはすべて取る4-1で決勝戦に進出となります。特に難波君のディベートが冴えていました。

〔2日目;決勝戦〕

灘が勝ち上がってくると思っていたら、相手リーグは弘前が上がってきました。ノーマークの所で油断があったのかもしれません。また、30秒以内の答弁について、急に厳格になりました。弘前は大変バランスの良い答弁、手堅い句で、三戦先取されて、準優勝に終わりました。4戦は13-0の完勝、5戦が8-5でしたが、時遅し。あと一歩の句作・ディベートの改善に涙を呑む結果となりました。

しかし、難波君・塩崎君・横井君・原田君を中心に句は大変厚いとの講評、そして、難波君の穏やかで的確なディベートは審査員の皆さんに激賞されました。「どうしてこんなすごい生徒を育てられるのですか」という言葉を何度もかけられました。

また、個人戦では、これまで全く入らなかった優秀賞(大会に寄せられた1020句の中から13人の審査員がそれぞれに選ぶ賞、最優秀賞に次ぐ賞に2人選ばれましたので、大健闘ではなかったでしょうか。