毎年恒例の名古屋学院サマーコンサートが7月20日(土)午後2:00クラインメモリアル・チャペルにて開催されました。
聖歌隊、クラインズ・シスターズ、オーケストラ部、吹奏楽部が日頃の成果を存分に発表した後、後半はバス歌手の森雅史さん、ピアノの岩渕慶子さんによるゲストステージ。武満徹の「死んだ男の残したものは」は森さんの深く暗い歌声が戦争の悲惨さを語り、強い印象を残しました。
ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」やヴェルディの「マクベス」からのアリアはベルカントの声の美しさが際立ち、オペラアリアを聴く醍醐味を感じることができました。
奥様である岩渕さんのピアノも音の粒立ちが真珠のように美しく、特にソロで弾かれたマスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」では、イタリアの青い空の下で繰り広げられる愛憎劇の中での、つかの間の安らぎを表現し、見事でした。
アンコールにロシア語で歌われた「酔っぱらいの歌」も好評で、拍手喝さいの内に幕を閉じました。
来年以降もサマーコンサートは続いてまいります。今後とも宜しくお願い致します。





