新春カルタ会が行われました。

 名古屋中学・高校の恒例行事であるカルタ会も今年で41回目を迎えることができました。本校では、2学期の中間テストが終わると、中1から高2までの5学年では国語の授業で、百人一首を覚えます。そして、年末までに各クラスで選出された代表2名は、年明けの実力テスト2日目の午後に開催されるカルタ会に出場します。

 本校のカルタ会を初めて目にする中1及び、3年コースの高1の生徒たちの多くは、そこで繰り広げられる男たちの熱き戦いに圧倒されるのです。読み人が、上の句の三文字目、ないしは四文字目を言い継ごうとする、まさにその瞬間、取り札が弾かれる……『ちはやふる』さながらの光景に「こういう世界があるんだ!」と生徒たちは認識を改めるのです。そういう場の空気によって生徒たちの心も熱く変化していき、いつしか競技者と観覧者が一体となっていく……その様子を我々教員は、はたで見ているのですが、本当に痛快です。本校の教員として誇らしい瞬間の一つでもあります。

 今年度の決勝は順当というか、高2と中3の対決となりました。そして結果は高2D組の金田・杉山ペアが見事勝利しました。惜しくも、準優勝となった(中学内では優勝です)中3C組の木村・則竹ペアも十分健闘しました。高2ペアは悲願の総合優勝で満面の笑み。対する中3ペアは本当に悔しがっていました。タタミの上で真剣に競技する双方のペアは、本当に輝いていました。カッコよかったです。高1生以下は、次年度以降チャンスがあります!君たちもカッコいい先輩に続け!