減災チームの生徒が「防災訓練・減災アンケート分析と提言」を行いました。今週の礼拝後、3日に分けて、高1:430名・高2:560名、中学:730名、計1500名以上の生徒を対象に、5月に行われた防災訓練の様子や減災アンケートの集計をもとに、提言を行いました。
発表では、既存の避難器具や、新たな学校の減災への取組を紹介する一方で、ソフト面が至っていないこと、すなわち、生徒は知識が不十分で、教員が十分伝えていない現状を指摘し、教科教育の中で防災を取り上げてゆくことを提言しました。
また、東海地方に襲った災害を紹介しつつ、根尾谷断層や濃尾地震の災害祈念碑の読解に触れ、最後に、釜石の奇跡・大川小の悲劇を取り上げ、
・教員まかせにせず、一人一人が当事者意識をもって、想像し、行動すべきであること。
・一方で、集団を意識しないといけないということ
・その上で、減災に正解はないが、その場その場で最善をつくすことこそが大切である。ということを説いていました。
さらに、高度利用者向け緊急地震速報の事に触れ、実際に流してみて、数秒~数十秒の猶予の間に、何が出来るのか、ということを実際に体験して貰いました。
最後に減災チームのモットー「助かる人から助ける人へ」を説きました。
7月末には、本校で、市立工芸高校さんや東区役所、地域、近隣介護施設の方などが協同しての、宿泊型の防災訓練を行います。
そして、それらの成果をもとに、8月はじめには、高校生文化連盟(高文連)の総合文化祭、文化系のインターハイこと、「ひろしま総文」ボランティア部門に、愛知県代表として、出場し、発表して参ります。