名古屋高校・中学校文学部が名古屋大学の研究に触れてきました。

 名古屋高校・中学文学部では、名大祭に合わせて、名古屋大学の研究に触れるツアーを毎年行っております。

 名古屋大学年代測定センターの見学、名古屋大学にある古窯の発掘調査の展示、名古屋大学図書館の見学そして、最後に、現在教育学部で社会心理を学んでいる、本校卒業生のK君によるキャンパス案内という内容でした。

 年代測定センターでは、いつものように岩石の年代をはかるCHIME法と、有史の年代を計るC14法について、その装置の目の前にして、丁寧に解説をしていただきました。

 さらに今回は、年輪年代測定法も紹介していただき、各種木材の年輪観測や偏光顕微鏡による岩石の観察などもさせていただきました。

 また、文学部の古窯の展示では、中古から中世にかけて、名大を含む東山から猿投一体が、一大陶器産地であったこと、また、その釉薬や高温で焼き上げるということは、テクノロジーであり、陶器を作ることは文明である、科学技術であることを確認しました。今後、歴史で彼らが陶器についてであったとき、ただ暗記するものではなく、文明と関わるものであること、また、名古屋が、現在に通じるものづくり・テクノロジーの地であったことを確認することでしょう。

 K君には、名古屋大学の図書館を紹介してもらいました。100万冊以上のスケールに、彼らはびっくりするばかり、さらに桑原君の心理の研究と、彼の「数学はきちんとやっておくんだよ」との言葉に、生徒たちは予定を大幅に越してまで質問を繰り返していました。