確実に来る大災害に対し、「助かる人」から「助ける人」になる生徒を育てるべく、5月1日に防災訓練を行いました。
今回の訓練では、地震と火災を想定とした避難訓練を行いました。課題となる「お・は・し・も」すなわち、「押さない」「走らない」「喋らない」「戻らない」についてもまだまだ緊張感に欠けていたり、通路に生徒が溢れかえっていたり、想定が出来ていない様子が浮き彫りになりました。大人数の生徒を抱える本校にとって、勉強や部活動以前に、自分の命を守り、他者の命を助けるため、訓練の改善、災害に対する知識の浸透や意識の向上など、改善すべき点はまだまだあります。
また、今回も、避難訓練と付随して、愛知県・名古屋大学による「高大連携防災フォーラム事業」の一環として、生徒会・JRC・中学2年生有志による防災メンバーが、防災NPOと連携しての避難訓練の観察や、校内の危険箇所の点検、本校付近の災害と深いかかわりがある地下水の調査を行いました。
さらには、全校生徒や教職員に対する防災アンケートをとり、現在集計をしているところです。後日、このアンケートをもとに、「助ける人」になるための改善策を、この防災メンバーから訴えていく予定です。