11月15日に愛知県私学弁論大会が行われ、中学校の部では、名古屋中学校3年生が2位に、高等学校の部では、名古屋高等学校3年生が3位に入賞しました。
名古屋中学生の弁論の題名は、「いじめへの対処」。現在学校現場で見られるいじめは、昨今報道も多くなされていることもあり、無意識ということはありえない。何らかの意図を持って行われていると分析、その中で、いじめをよくないと思っている生徒が多数派を形成するように促し、いじめを行いにくい環境づくりを提唱しました。
指導をした先生は彼の弁論に対し、「何度も原稿を推敲し、練り上げて、説得力を持ってはきはきと話し、ただ頭の中で組み立てたことでなく、自らの体験にもとづいて具体的かつ明快に弁論をしていた」と評価しています。
出場した中学生は「順位内容によりも、自分のいいたいことを大勢の前で主張できたことはいい経験になりました。準備は大変でしたが、しっかり取り組めてよかったです。この経験を今後に活かしていきたいです。」とコメントしています。
名古屋高校生の弁論の題名は「日本のボランティア」。JRC部に3年間所属するだけでなく、自ら海外でボランティアを行う積極的な経験を踏まえた彼は、この弁論において、ボランティアの真髄は積極性・能動性であり、日本のボランティアにはこの要素が不足していることを指摘しました。
身内に焦点が行ったり、逆に外を向きすぎている弁論が多い中、彼は自分の視点や体験を基点にに、外に向けて発信している点が評価できました。また、身振り・手振りも交え、聴衆を惹き付けたる点でも素晴らしい弁論でした。
出場した高校生はこのように述べています。「自分の熱意や信念が伝わって嬉しかったです。正直受賞は少し期待していました。しかし、実際に取れたとわかったときには驚きました。他の弁士の方の弁論を聞いていても、皆さん自分には無い発想を持っており、負けるなと言う気持ちもあったからです。」
名古屋中学校・高等学校は、スポーツや勉強だけでなく、文化的な活動でも頑張っています!!