情報ライブラリー・図書館

蔵書数5万冊の図書館

 1896年に本校に着任された内村鑑三先生は、読書会を開くなど精力的に生徒の指導にあたられました。また内村先生は蔵書を多数学校に寄贈されましたが、これが端緒となり本校図書館が誕生しました。私たちは、内村先生の精神を今に引き継ぐとともに、名古屋中学・高校にふさわしい図書館づくりを目指しています。地域に貢献できる学校としての、本校図書館の方針は以下の通りです。

  1. キリスト教主義学校としての建学の精神に基づき、キリスト教をはじめ、多様な宗教関連の資料収集に努め、生徒の利用に供する。また、社会貢献も視野に入れた蔵書づくりを目指しています。
  2. 名古屋英和学校を起源とする伝統校として、英語をはじめ、様々な外国語の資料文献を揃え、生徒に普段から慣れ親しませることを可能とする環境を用意しています。
  3. 新たな時代を担う生徒の学びに応えることができるように、図書館を学校教育の中核と位置付けています。生徒の興味・関心を引き出し、探究的な学びを支えるための、幅広い分野の図書を用意しています。

365日開館の図書館自習室

図書館自習室

 名古屋中学校・高等学校は、2017年夏から図書館自習室の365日開館を始めました。5月のGW連休、夏休みのお盆休み、及び冬休みの大晦日から元旦にかけての期間でも、自習室が使えます。とても集中できる環境で、多くの生徒が9時から17時(平日は19時)まで勉学に励んでおり、年末・年始の時期には1日に100人以上が利用しています。
 「クールシェア・ウォームシェア」の観点からも、環境にやさしい取り組みだと自負しています。公共図書館などの自習室では、座席を確保するために、開館の1~2時間も前から並ばなければならないと聞きます。加えて、雨の日や、暑さ・寒さの厳しい時期に座席確保のために長時間並ぶのは大変だと聞いています。

『求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。』

(『新約聖書』マタイによる福音書 7章 7節)

 名古屋中学校・高等学校生には自習室はいつでも開かれています。求めるあなたに、与えられるでしょう。そして、あなたの無限の可能性を、ここでみつけてください。

「図書館報」

 本校では「図書館報」を毎年発行し、一年間の図書館活動をお知らせしています。かつては「図書館だより」という名称で、1955年の創刊時は毎月の発行でした。「館報」や「地の塩」と呼ばれることもあったようで、1963年の第42号から今日の「図書館報」という名称が定着しました。発行頻度は夏冬の二回が、近年は年度末における年一回の発行になりました。

 内容は昔も今のものも大きく変わらず、図書館長や生徒図書委員のメッセージ、書評、読書感想文、図書貸出数、図書館利用者数、及び図書館イベントなどが紹介されていました。

 以下で最新版をご案内します。