学校紹介

名古屋学院エンブレム

名古屋中学校の教育

人愛神敬

― 学習とスポーツを通して人間性豊かな紳士になろう ―


『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』

(マタイによる福音書22章37~39節)


 この言葉は、神を敬い、神から与えられた自己の能力を最大限に伸ばし、その能力を社会のため、人のために惜しみなく用いなさいという聖書の教えを表したものです。これを『敬神愛人』と表現し、建学の精神としています。
 名古屋中学校・高等学校は、この建学の精神に基づいて、崇高な真理を追い求め、真に人々から求められる社会の主導者たる紳士を育成し、人類の幸福と社会の発展に寄与することを教育の理念としています。
 そして、勉学・宗教・スポーツ・文化行事・海外交流を充実させ、それぞれの希望する、有意義な進路を実現させることができるよう、特色ある教育の実践に努めています。

キリスト教主義に基づく人格教育

 名古屋中学校で学ぶ生徒一人ひとりが、広い知識と豊かな知性、温かい心とたくましい実行力を兼ね備えた人となるよう「キリスト教主義<プロテスタント>に基づく人格教育」を行っています。

チャペル礼拝

チャペル礼拝

 礼拝はキリスト教教育の中心となります。毎週1回(水曜朝)、教師と中学3学年の生徒全員がチャペルに集い、礼拝を守ります。礼拝では全員で讃美歌を歌い、聖書の御言葉を読み、心を一つにして祈ります。説教は教員が持ち回りで担当し、自身の経験や考えを生徒たちに伝えます。生徒宗教委員が聖書を読み、祈りを捧げます。
 春(5月)と秋(11月)には『伝道週間』があります。『伝道週間』には近隣の教会から牧師を招いたり、キリスト教の立場に立って社会で活躍している人を招いたりしてお話を聞き、生きる意味や目的について考える機会としています。
 クリスマスシーズンには、イエス・キリストの降誕を祝って特別礼拝を持ち、全員で献金を捧げます。捧げられた献金はキリスト教関係の諸団体に届けています。また、有志による『クリスマス訪問礼拝』も行っています。毎年、聖書の中の一節を「主題聖句」として教室に掲示しています。チャペル正面に掲げてあるものが今年度の「主題聖句」です。

礼拝とお祈り

『聖書』の授業

聖書

 キリスト教で『人を愛す』ということは、人を大切にするということ、つまり、どんな人でも一人の人間として認めるということです。しかし、それはとても難しいことなのです。それぞれの年齢や経験で理解の程度が変わってくるでしょう。聖書の授業で、聖書を通して、『人を愛す』ということはどういうことなのか先生と友だちといっしょに考えていきましょう。週1回の聖書の時間には、先生が聖書の話を中心として、いろいろな問題をあなた方に問いかけます。その問いに答えることを通して、自分の頭で考える習慣をつけてほしいと思います。

(『学校生活のしおり』より)

ボランティア活動

 名古屋中学では「他者のために仕える」というキリスト教の精神を具現化するために、さまざまなボランティア活動を行っています。中学生は全員でボランティア活動に参加します。

  • 矢田川清掃活動

    矢田川清掃活動

     学校の北側を流れる矢田川は、市民の憩いの場として多くの人々が集っています。本校の生徒もクラブ活動などで利用させていただいていることもあり、清掃活動を行っています。東区主催の矢田川発見隊という企画にも本校JRC部員が参加し、矢田川の生態系を守る活動をしています。

  • さふらん生活園・名古屋
    キリスト教社会館での奉仕

    キリスト教社会館での奉仕

     夏休みには、中学1年生がいくつかのグループに分かれて、キリスト教関係団体の福祉施設を訪問します。施設では掃除や料理などの手伝いをします。
     障がいを持つ人と共に過ごし、隣人として共に生きていることを考えます。

  • ブラインドテニス大会
    運営サポート

    ブラインドテニス大会

     毎年、春分の日に視覚障がい者のテニス大会を本校JRC部員とテニス部員がサポートしています。全国各地から集まる視覚障がい者の方々が楽しく、安全にテニスを行えるように、生徒たちが真剣に協力しています。