文学部、俳句甲子園 ついに念願の全国大会へ出場決定!!

 6月15日(日)名古屋能楽堂にて行われた「第17回俳句甲子園名古屋大会」に,本校文学部が見事優勝し、8月下旬に松山で行われる全国大会への切符を獲得しました.

 俳句甲子園は、俳句の完成度に加えて,ディベートによる句の鑑賞力も試される,5人一組で行う対戦形式の俳句大会です.

 本校文学部チームは、全国大会の優勝経験もあり,かつ地方大会を昨年まで10年以上連続で王座の位を守り続けていた強豪校と戦いました.普段の練習から「めざせ全国」をスローガンにしてきた本校の部員たちは,決勝が始まると,ここ一番の集中力を発揮し,闘志をむき出しにしつつも頭の中は冷静になってディベートに臨んでいました.特に,リーダーのH君の的確な答弁は,審査員からも「詰め将棋のようなディベート」と好評を得ていました.

 優勝校が決定した瞬間,すなわち10年以上破られることのなかった強豪校の牙城を崩した瞬間,部員たちが発した歓喜の雄叫びが能楽堂に響き渡りました.

 3度目の挑戦にして,初めて掴んだ地方大会の頂点です.しかし,部員たちの目はもう,全国大会で何度も優勝している東京の名門男子校に向いており,全国大会を勝ち抜くための研究が既に始まっています.

 地方大会の試合結果と、戦い抜いた俳句を以下に記します.

【リーグ戦第1試合(兼題:燕)】 幸田高校C 3-0 名古屋高校A
喪葬の家の燕の空元気
燕舞ふ空に画仙紙走り書き
燕追ふ猫はお腹を揺らしけり

【リーグ戦第2試合(兼題:梅干)】 名古屋高校B 2-1 幸田高校C
ウメボシに押し潰されし悪夢かな
梅干や大脳生理の本開く
梅干すや君のほっぺのやはらかさ

【リーグ戦第3試合(兼題:南風)】 名古屋高校A 1-2 名古屋高校B
故郷に南風帰るや星の海 0-5 ツースリー荒南風背に甲子園
南吹くラスト一本走りけり 4-1 南風騒ぐノートの不等式
南風に涙腺ゆるぶ城かな 2-3 大南風成績表を飛ばしけり

【決勝戦(兼題:ほうれん草)】 幸田高校A 1-2 名古屋高校B
菠薐草茹でて十分見て居りぬ
菠薐草湯気ごしに聞く母の愚痴
終点は日出づる国菠薐草

 全国大会は8月22日(金)~25日(日)に以下の場所で開催されます.
松山大学(ウェルカムパーテイー) 8月22日(金)
大街道商店街特設会場 8月23日(土)
松山市総合コミュニティセンター 8月24日(日)

 ★俳句甲子園のホームページはhttp://www.haikukoushien.com/です.是非,一度御覧ください.なお,全国大会の様子がyoutubeで視ることができます(たとえばhttp://www.youtube.com/watch?v=pdzWLnRvgH0).