2013年度 サマーエクステンション

国際交流委員長 ロバート・ウィリソン

 今年は3月に暖かい日が続いたため、桜が例年より1週間から10日程早く開花、入学式を迎える今頃はちらほら新緑も見え始めています。それでも新年度が始まり、新しい環境への期待に胸を躍らせている生徒たちの瞳には変わるところがなく、春の到来をひしひしと感じています。
 昨年実施されたサマーエクステンションは、過去に類をみないほど人気でした。4つのプログラムに160人余りの応募者から90名の生徒が参加しました。満足度が高いからこそ今年もかなりの応募者が予想されます。私自身もボストンの引率に行きましたが、一番印象に残るのは生徒の気持ちの変化です。緊張感がいつの間にかわくわくする気持ちになり、そして日本に帰る時には「またいつか絶対来たい」という気持ちになります。
今年は世界の2カ所でサマーエクステンションが実施されます。1つ目は、世界でも知られているイギリス、イートン校でのサマースクールです。生徒達はイギリスのエリート階層を輩出してきた教育現場で3週間を過ごします。日本全国のエリート校がイートンに集まり、お互いにいい刺激になることでしょう。2つ目は、有名な古都カンタベリーで行われるイギリス、ケントカレージでの研修です。世界中から集まった生徒達と一緒に勉強や課外活動を通して、文字通り国際的環境の中で英語を学びます。
 また、この春休みには、名古屋高校のバスケットボール部とサッカー部がそれぞれ海外遠征に行きました。バスケットボール部は、バスケットボールの発祥地であるアメリカ、マサチューセッツ州を訪れました。サッカー部のスペイン遠征では、初めて現地の大会に参加しました。世界ナンバーワンのスペインサッカーを肌で感じ、生徒、スタッフ共にとても勉強になったようです。
 世界に出ることは素晴らしいことです。国際理解を深め、視野を広げることができるだけでなく、人間的に成長することが期待できます。機会があればチャンスを逃さないで、どんどん積極的に参加してほしいと思います。