中学文学部が名古屋に残る古典の巡検を行いました

 本校中学文学部古典研究部門で「おわりこてんたまてばこ巡検」を行いました。尾張に関わりがある文化・文学を読み、調べ、紹介し、実際に見るという巡検です。

1:『冬の日』芭蕉と尾張の門人たちと千鳥塚
2:『日本霊異記』怪力の妻と尾張元興寺
3:『十六夜日記』他、鳴海潟・年魚市潟

 10キロ以上を歩きながら、各所で発表、調査をしてゆく巡検でしたが、中学生を中心に活発に活動していました。最後に丘に登り千鳥塚を見つけ、丘から眺めた景色は、もう、干潟はなくなってしまいましたが、「星崎の闇を見よとや啼く千鳥」の句を想像できたかのようで、気持ちよさそうでした。

 ここで調べた内容をもとに、今度は文学部近現代部門の部員が小説にする予定です。

 名古屋中学校・高等学校文学部は、このように、みんなで古文を読解して調べ、まとめ、実際に現地を調べるユニークなクラブです。是非、受験生の皆さんと、4月から名古屋中高で一緒に活動できることを心待ちにしています。